リゼロとリゼロ2はどっちが出るのか計算した結果

出る台とは?

ここで言う「出る」台とは、プロ(?)が打つような機械割が100%を少し超えるスロットではない。
リゼロを打つユーザーにとっての「出る」とは爆発力、つまり見た目の瞬間的な出玉だろう。
差玉(収支)ではなく、実際に足元に積んでいる出玉が多い台こそ「出る」台という考えだ。

どんな台だって運よく連荘すればいくらでも出るのだが、
このページでは一日リゼロを打った時の差玉のバラつきを標準偏差で評価する。
標準偏差が大きいほど、データのバラつきが大きいことを示す。
つまり勝ち負けの幅も大きいということだ。

リゼロとリゼロ2の出玉分布と標準偏差

サイコロを振るような事象なら標準偏差も計算で求められるが、パチンコの標準偏差を計算で求めることは困難なので、大量シミュレーションを行う。

条件(両機種共通)
16.5回転/1,000円(ほぼボーダー)
2,000回転x10万セットシミュレート
純粋に差玉を計測する(換金率は非考慮)

結果
P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.
平均:-821玉
標準偏差:17,483


e Re:ゼロから始める異世界生活 season2
平均:-352玉
標準偏差:18,857

厳密にはイビツな分布には適用できない考え方なのだが、平均±標準偏差の範囲にはデータの2/3程度が収まる性質がある。
簡単に言えば、平均±標準偏差の範囲が「普通」に起こりうる。
ボーダー回転数のリゼロの場合、±17,000~18,000発以内の差玉が「普通」であるということだ。

逆に言うと、リゼロがフル稼働した場合、1/3程度つまり3人に1人はプラスマイナス17,000~18,000発(7万円)以上の大負けや大勝だ。

差玉の分布をグラフにすると以下のとおり。

リゼロ2,000回転時差玉分布
リゼロ2 2,000回転時差玉分布

結論 爆発力に大差なし 好きな方を打てばよい

リゼロ2は初代よりも10%程度大当たり確率が低いうえに、上乗せボーナスがあるが、
結果としては、両機種の出玉分布の標準偏差には7%程度しか差がなかった。

簡単に言えば、初代だって2と同じくらい「出るときは出る」ということである。

これはメインのボーナスである1,500発と3,000発のボーナスの割合が同じであること、
一見強力な要素に見える上乗せの発生確率が、実際には次のように低いためだろう。

・リゼロ2上乗せ発生確率
初当たり時:55%x25%=13.75%
RUSH中:25%x25%=6.25%

ちなみに、リゼロ2のコンプリート達成は10万中42サンプル(0.042%)であった。
リゼロ2の販売台数は2万台だとか再販分が12,000台だとか言われているが、全台フル稼働しているわけでもないので、コンプリートの達成は1日に日本中で数台程度だと思われる。

つまり、一撃の爆発を狙うなら初代でも2でも好きな方を打てばよい。
確率のよい初代の方が安定するなんてレベルではないし、7%の標準偏差なんて1日やそこらの期間では体感できるものではない。

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